中日優勝おめでとう。そしてロッテの去就の三人について。2007年11月02日 20時59分00秒

初めに、中日ドラゴンズの選手の皆様並びにファンの皆様、日本一おめでとうございます。
日本一は53年ぶりとのことらしいですが、常にセのAクラスの位置にいるチームなのに個人的に以外ですね。セリーグ優勝で留まってしまっていたのですね。

僕と中日との関係と言えば、地元がウーやん(宇野 勝)や鈴木 孝政を輩出したところで、父親が巨人戦を見ながら良く中日を応援していたのを思い出します。
「ウーやん」繋がりだと、僕が中学の時、「ウーやん」のように落球した同級生を「ウーやん」呼ばわりして、ちゃかしていたことを思い出しました(笑)

最近で中日戦を生観戦したのは、去年のロッテとの交流戦とドームでの巨人戦ですね。その時の中日ファンの応援は熱かったですね。
中日の試合をいつも見ているわけではないので、中日の選手を語るのは厚かましいのですが、僕は高校時代にセカンド(最後の夏はサード)を守っていたこともあって、荒木と井端のニ遊間コンビの魅せるプレーは大好きですね。僕自身、ゲッツーの時のグラブトスは練習でも試合でも良くやっていましたが、あれを高校野球でやると、どこの監督さんもお冠になるところが多いのではないでしょうか。「余計ことをするなと・・・。」

それはそうと、中日ファンの方には水を差して申し訳ないのですが、ロッテの功労者の去就について、本題に入らせて頂きたいと思います。

今日、昨日の日刊スポーツなどの各スポーツ紙に、ジョニーと藤田の去就について報道されていました。

藤田については、ソフトバンクが破格の待遇で獲得を考えているとのことですが、本人にとっては去年のWBCで日本代表を率いた王監督の下で野球をやれることは幸せなことかもしれません。実際、アメリカ戦やキューバ戦でセットアッパーとして信頼され、仕事をこなしていましたので、今年のようなロッテでの継投失敗を犯さなければソフトバンクに行ったとしてもセットアッパーとして試合で多用されることは間違いないでしょう。元々藤田は変化球で勝負するタイプなので、今年はコントールの甘さがでてしまっていたと思いますが、コントロールを修正して来れば、まだ現役でバリバリやれるピッチャーだと思っていたので、正直、ロッテのコーチ就任要請による拒否からの戦力外通告には驚きました。しかし、野球選手として現役にこだわってほしいと思いますので、新天地でその雄姿を見せてほしいですね。ただ、ロッテファンとしては、ソフトバンクなどの優勝争いができるライバルチームへの移籍は複雑ですけどね。

ジョニーについては、ヤクルトがトライアウト後に獲得を検討していると報道されていたが、検討要素が、ジョニーの人気にあやかって、観衆増員に繋げたい意向もあって、実力的には1回くらいのリリーフなら十分だろうとの内容でした。
ジョニーに思い入れがある僕は、ジョニーのライオンハートと呼んでもいいくらいの素晴らしい闘志を見てきて、復帰をずっと待ち望んでいたので、先発にはこだわってほしいと思います。だから、そんな客寄せパンダを期待している球団には行ってほしくないですね。個人的には、「野村再生工場」の楽天に行ってほしいです。経験豊かな監督でID野球と謳われる監督の下で野球をやることは野球生活でも人生においても勉強になることは多いと思うし、ピークを超えて体力的に向上しない選手にとってさらなる成長を求めるには、メンタル面や技術面を鍛えるしかないという理由からですけどね。野村監督は、選手を見抜く眼力があり、一言で選手を変えてしまう方なので、ジョニーには元々持っているメンタルの強さに、巧さを兼ね備えてもらい、もう一旗上げてほしい。そして、野球ファンに、マウンド上であのハツラツとした笑顔を見せてくれることを期待しています。

最後に、「コバマサ」こと小林雅英についてです。
本日、とうとうFA宣言をされました。メジャーを視野においているとのことですが、メジャーでは今のストレートでは並ですし、変化球もスライダーとシュートだけではきついでしょう。以前のストレートの威力に加えて、ツーシームを投げるとか、シュートに加えてシンカーなどの落ちるボールを習得しないと厳しいと思いますね。最も最近は打たせて取ることを考えた投球術に切り替えているので、王建民がいい見本になるかもしれません。
僕個人としては、長年ロッテを支えた功労者ですから、正直どこにも行ってほしくありませんが、そうは言っても今年のような投球を見せてほしくはありません。今さら言い訳するのは恥ずかしいことですが、抑えるところをしっかりしていれば、リーグ優勝できましたしね。年齢的に全盛期の球威を取り戻すのは不可能に近いですが、ドジャースの斉藤投手のような例もありますし、ロッテに残って奮起してもらいたいのが、正直なところかもしれません。

以上、過渡期の三人について今の個人的心境を綴ってみましたが、ロッテファンを超えて、そして野球ファンとしても今後の球界にまだまだ貢献できる3人だと思いますので、まだ去就は決まっていませんが、動向に注目し、そして今後の野球人生を存分に楽しんでほしいと切に願っています。