みずき選手よロンドンの星になれ! ― 2008年08月13日 00時13分50秒
北島選手の水泳百メートル平泳ぎの金で湧く、北京オリンピックだが、暗い影が日本中を覆った。それは、柔道女子63キロ級で谷本選手が金、そして、なでしこがノルウェーに大勝し、予選リーグを突破と明るいニュースで一度は振り払うができでも、再び暗い影を落とすようなショッキングなニュース、そう、野口みずき選手の出場断念の悲しい通告だ。
報道ステーションでの金哲彦氏のインタビューによれば、マラソン選手は大会の3週間前までは、とことん自分を追い込むまで走り続けるというが、みずき選手は、スイス合宿で追い込みすぎたのだろうか。
肉離れでは再発を考慮し、出場も止むを得ないとの判断だろう。肉離れの症状の度合いにもよるが、軽度でも完治までは数週間を要するだろうから、残念だが仕方がない。おそらく、本人も最高のコンディションで走らなければ金メダルを取ることなど難しいと実感していることだろうし、ただでさえ再発しやすい怪我であることに加え、北京の固い路面は相当なダメージを伴うだろうから懸命で判断と取るべきだろう。
みずき選手はまだ30歳。マラソン競技の特性上、体中に相当なダメージが蓄積される反面、老化に伴う衰えが、敏捷性や一瞬のパワーやスピードを必要とする競技に比べ、赤筋(遅筋)を利用するだけに体のケアを怠らなければ、競技人生が長い。それだけに、もしかすると、顔を上げて前を見据え、既に4年後のロンドンに標準を絞り始めでいるかもしれない。
みずき選手の走りには、日本中が、そして世界中が期待していたことだろう。私は、中国選手とのデッドヒートの様相を期待していたが、年齢的に選手生命を賭ける必要はないと思う。 それに4年後のロンドンは、高温多湿の北京に比べ、快適な気温と環境で記録が狙えるはずだ。
ピンチをチャンスに、落胆を希望へ!
楽しみはロンドンまで持ち越すことにして、夢が叶うことを、そして、みずき選手がロンドンの星になることを、今から願わずにはいられない。
報道ステーションでの金哲彦氏のインタビューによれば、マラソン選手は大会の3週間前までは、とことん自分を追い込むまで走り続けるというが、みずき選手は、スイス合宿で追い込みすぎたのだろうか。
肉離れでは再発を考慮し、出場も止むを得ないとの判断だろう。肉離れの症状の度合いにもよるが、軽度でも完治までは数週間を要するだろうから、残念だが仕方がない。おそらく、本人も最高のコンディションで走らなければ金メダルを取ることなど難しいと実感していることだろうし、ただでさえ再発しやすい怪我であることに加え、北京の固い路面は相当なダメージを伴うだろうから懸命で判断と取るべきだろう。
みずき選手はまだ30歳。マラソン競技の特性上、体中に相当なダメージが蓄積される反面、老化に伴う衰えが、敏捷性や一瞬のパワーやスピードを必要とする競技に比べ、赤筋(遅筋)を利用するだけに体のケアを怠らなければ、競技人生が長い。それだけに、もしかすると、顔を上げて前を見据え、既に4年後のロンドンに標準を絞り始めでいるかもしれない。
みずき選手の走りには、日本中が、そして世界中が期待していたことだろう。私は、中国選手とのデッドヒートの様相を期待していたが、年齢的に選手生命を賭ける必要はないと思う。 それに4年後のロンドンは、高温多湿の北京に比べ、快適な気温と環境で記録が狙えるはずだ。
ピンチをチャンスに、落胆を希望へ!
楽しみはロンドンまで持ち越すことにして、夢が叶うことを、そして、みずき選手がロンドンの星になることを、今から願わずにはいられない。
恐るべし、キューバ打者の選球眼 ― 2008年08月13日 23時34分12秒
北京オリンピック野球は、初戦からアテネ王者のキューバとの対戦となったが、残念ながら日本チームは初陣を勝利で飾ることができなかった。
このゲームを見て、「レギュラーシーズン真っ只中で調整は万全だが疲労が蓄積している日本選手」に対し、「レギュラーシーズンが11月から3月に実施され、休養十分ではあるが試合勘では日本に劣るキューバ選手」といった鶏と卵論争はさておき、両チームの実力は拮抗しているが、優勝候補の筆頭はやはりキューバであることを確信した。それはなによりも、キューバ打線が力強く、且つメリハリをつけたシュアなバッティングをするからだ。
先発のダルビッシュは、出来はさほど悪くはなかったはずだが、ストライクゾーンの戸惑いからか、リズムを崩し、特にアウトコースのストレートをボールと判定とされ、また、縦の変化球がすっぽ抜けて狙い撃ちされるなど、制球難に陥ってしまった。アウトコースでストライクが取れれば、もう少し楽に投げられたかもしれないが、それは相手も同じ条件な為、言い訳は通用しないだろう。しかし、本人も周囲も満足ではないだろうが、ビッグインニングを与えず、要所を締め、粘り強いピッチングをしていたことは事実であろうし、初戦で膿を出し、課題が浮き彫りになったことは今後に向けて良い登板機会となったことだろう。それよりも、相手のキューバ打線の選球眼と力強いバッティングには驚いた。見逃す時は、踏み込んで中途半端にバットを出すことは無く、ひとたび甘い球が来れば力いっぱいに振りぬく、迷いを感じさせないバッティングは本当にアマチュアなのかと目を疑う程だ。
一方で、日本の打線は、川崎が足を引きずりながらも殊勲の3安打に、二度のホームを踏むなど奮起したものの、肝心のクリーンナップには快音が聞かれなかった。打線については、今後のゲームで上昇することを期待したい。
しかし、悪いことだけでもなかった。ダルビッシュの後を引き継いだピッチャーが、キューバの力強いバッターを相手に後続をピシャリと抑えたことは、不安要素を払拭させてくれただろう。特に成瀬は、であいがしらにタイムリーは打たれたものの、その後の回を3者凡退に抑え、キューバのウイークポイントが垣間見えたことは再戦に向けて好材料となったと思う。
初戦に負けたからといって悔やむことは何一つない。確かに、負けたことは残念なことだが、監督、選手達は今後に続くゲームに向け、既に気持ちを切り替えていることだろう。
今日の敗戦は素直に負けを認め、予選の残りゲームを全勝し、決勝トーナメントでキューバを打ち破る為の教訓であったと解釈することにして、明日からの日本代表の健闘を祈りたい。
このゲームを見て、「レギュラーシーズン真っ只中で調整は万全だが疲労が蓄積している日本選手」に対し、「レギュラーシーズンが11月から3月に実施され、休養十分ではあるが試合勘では日本に劣るキューバ選手」といった鶏と卵論争はさておき、両チームの実力は拮抗しているが、優勝候補の筆頭はやはりキューバであることを確信した。それはなによりも、キューバ打線が力強く、且つメリハリをつけたシュアなバッティングをするからだ。
先発のダルビッシュは、出来はさほど悪くはなかったはずだが、ストライクゾーンの戸惑いからか、リズムを崩し、特にアウトコースのストレートをボールと判定とされ、また、縦の変化球がすっぽ抜けて狙い撃ちされるなど、制球難に陥ってしまった。アウトコースでストライクが取れれば、もう少し楽に投げられたかもしれないが、それは相手も同じ条件な為、言い訳は通用しないだろう。しかし、本人も周囲も満足ではないだろうが、ビッグインニングを与えず、要所を締め、粘り強いピッチングをしていたことは事実であろうし、初戦で膿を出し、課題が浮き彫りになったことは今後に向けて良い登板機会となったことだろう。それよりも、相手のキューバ打線の選球眼と力強いバッティングには驚いた。見逃す時は、踏み込んで中途半端にバットを出すことは無く、ひとたび甘い球が来れば力いっぱいに振りぬく、迷いを感じさせないバッティングは本当にアマチュアなのかと目を疑う程だ。
一方で、日本の打線は、川崎が足を引きずりながらも殊勲の3安打に、二度のホームを踏むなど奮起したものの、肝心のクリーンナップには快音が聞かれなかった。打線については、今後のゲームで上昇することを期待したい。
しかし、悪いことだけでもなかった。ダルビッシュの後を引き継いだピッチャーが、キューバの力強いバッターを相手に後続をピシャリと抑えたことは、不安要素を払拭させてくれただろう。特に成瀬は、であいがしらにタイムリーは打たれたものの、その後の回を3者凡退に抑え、キューバのウイークポイントが垣間見えたことは再戦に向けて好材料となったと思う。
初戦に負けたからといって悔やむことは何一つない。確かに、負けたことは残念なことだが、監督、選手達は今後に続くゲームに向け、既に気持ちを切り替えていることだろう。
今日の敗戦は素直に負けを認め、予選の残りゲームを全勝し、決勝トーナメントでキューバを打ち破る為の教訓であったと解釈することにして、明日からの日本代表の健闘を祈りたい。
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